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にきび跡にご用心!大人ニキビ治療法

にきびとは?
にきびとは、毛穴に皮脂が詰まって、盛り上がった状態になったものをいいます。

では、なぜ皮脂が毛穴に詰まるのかといえば、1つは、皮脂の分泌量が通常より多くなり過ぎること。そしてもう1つは、何らかの原因によって、皮脂の出口、すなわち毛穴が狭くなってしまうことによります。

これらのトラブルは、日ごろのお肌のお手入れや、生活習慣の改善によって、ある程度は防げるものです。問題点を一つ一つチェックして、にきびのトラブルを解決してゆきたいものですね。

ちなみに「にきび」は、医学用語では「ざ瘡(ざそう)」、英語では「acne(アクネ)」といいます。





原因1:男性ホルモン
にきびの原因の一つが、皮脂の分泌が多すぎることだというのはお話したとおりですが、それでは、なぜ皮脂が増えるのでしょうか?

皮脂の分泌量は、一つに男性ホルモンが関係しているといわれます。女性の方でも男性ホルモンは分泌されており、通常は女性ホルモンとの間でバランスが取れています。それが、寝不足やストレスによって、精神的・身体的なバランスが崩れてくると、ホルモンも正常ではなくなってくるものです。

ですから、皮脂量を正常に保つためにも、適度な睡眠、規則正しい生活リズム、バランスを考えた食事、ストレスの解消などを考えてゆくのが良いでしょう。にきび予防には、外側からのケアだけでなく、内側からのケアも大切ですよ。





原因2:古い角質=角栓
にきびの原因には、皮脂量が多いというのもありますが、それだけでは毛穴はつまりません。加えて、皮脂の出口が狭くなる、さまざまな要因が重なることで、毛穴は詰まってしまうのです。

では、毛穴を狭くする原因とは何でしょうか? 一つは古い角質です。角質とは、お肌の外側にあって、通常ですとお肌のバリアにもなる必要な組織です。健康なお肌ならば、ある程度、角質が古くなると、酵素の働きで自然にはがれるのですが、何らかのお肌のトラブルがあると、それが正常に機能しません。

結果、角質が厚くなって、毛穴をふさいでしまうのです。これを「角栓(かくせん)」といいます。こうなると、本来でしたら、スムーズに排出されるはずの皮脂が外に出られなくなってしまいますから、毛穴に詰まって、盛り上がってしまうわけですね。これが、にきびの第一歩です。





原因3:空気中のホコリ
空気中には、目には見えませんが、案外細かいチリやホコリが舞っているものです。そして、これらのホコリは、肌表面の汗に含まれる水分や油分によって、付着しやすくなります。油分と混じり合ったホコリというのは、かなりの粘りがありますから、それが皮膚表面に残れば、毛穴をふさぐ原因になります。

汗をかいた後などは、そのままにせず、手早く押さえて、拭き取っておきましょう。油とり紙などを使って、余計な油分を取り去るのも、にきび予防には良いことです。

ただその場合も、油分を取り過ぎてはいけません。油とり紙で、根こそぎ皮脂を取ることは楽しいので、ついついやり過ぎてしまいます。あくまでも軽く押さえるくらい、ベタ付きを取るくらいにしてください。お肌の乾燥を防ぐ意味でも、多少の油分は必要なのです。






原因4:メイク汚れ
メイクの汚れは、毎晩しっかり落としてますか? 化粧品の油分は、人の体から出る皮脂とは、少し違います。とくにウォーター・プルーフの化粧品は、普通の洗顔石鹸でも、完全には落ちません。メイク専用のクレンジングで、しっかりと落としてから寝てください。どんなに疲れていたとしても、メイクをしたまま寝てしまうのは、お肌にとっては最悪ですよ。

眠っている時間こそが、お肌にとっては生まれ変わりの時間です。そのときにメイクが残っていると、再生の邪魔になってしまいます。できれば、洗面台でしっかり落として欲しいのですが、それも面倒でついつい落とさずに寝てしまうというのなら、「ふき取りシートタイプのメイク落とし」も市販されています。あくまでも応急処置なのですが、何もしないよりは断然良いです。こういったものも、利用してみてください。





原因5:アクネ菌
にきびは英語でアクネ(acne)といいます。つまり「アクネ菌」とは「にきび菌」ということです。

アクネ菌は、普段から毛穴の中にいるのですが、いつもは比較的おとなしくしてます。それが、寝不足やストレスで、体の抵抗力が弱くなると、アクネ菌も活発になるのです。そのことは即ち、にきびができやすくなるということですね。

また、アクネ菌は空気が嫌いです。だから毛穴がつまっていなければ、やはり元気が出ないのです。にきびを防ぐためにも、お肌、とくに毛穴を清潔に保ちましょう。

アクネ菌の好物は、人間の皮脂です。それは顔だけとは限りません。胸や背中も皮脂腺がありますので、アクネ菌にとっては狙い目です。顔の場合にも、鼻の周りや口の周り、あごの下など、皮脂腺の多い所はアクネ菌にとっても住みやすい場所なわけです。そして、それは、にきびができやすい場所でもあるのです。





原因6:アレルギー
にきびの原因の一つにアレルギーというのがあります。じつはこれ、先ほどのアクネ菌とも関係があるのです。

アクネ菌は、皮脂を食べますが、当然、排泄物を出します。その排泄物がアレルギーの原因になるのです。アレルギー反応が起きれば、毛穴に炎症が起こり、赤く腫れ上がるという症状になります。

いわゆる、「赤にきび」というのがありますが、これはアクネ菌の排泄物が原因の、アレルギーである可能性が高いのです。





白にきび
にきびの口が閉じているのが「白にきび」。その名のとおり、見た目は他のにきびに比べて白っぽいものです。

原因はいろいろですが、一番に思い浮かぶのは、厚くなった角質でしょう。健康なお肌なら、28日周期で生まれ変わります。この周期をターンオーバーといいます。何らかの原因でそれが遅くなって、ときには40〜50日くらいになってしまう人もあるようです。こうなると、毛穴もつまってしまいますね。

古い角質は、酵素の働きによって切り離されます。しかし、お肌が極度に乾燥していたり、ストレスなどによってホルモンのバランスが崩れていると、その酵素が正常に働かなくなり、角質がどんどん厚くなってしまいます。

なので、日ごろスキンケアで、お肌の潤いを保ったり、マッサージを行うことによって、血行を促進することで、予防できるといえます。規則正しい生活も取り入れて、ストレスを溜めないようにしましょう。そうすれば、白にきびも防げます。

ちなみに「白にきび」は、一般的な呼び名ですが、医学用語ではありません。





黒にきび
「黒にきび」の黒さの秘密は、「汚れ」です。空気中のホコリやチリが、汗の油分やメイクの油分と混じって毛穴につまったのが、黒にきびです。

ですから、黒にきびを予防するには、お肌を清潔に保てば良いのです。毎朝の洗顔と夜のメイク落とし&洗顔をしっかり行えば、かなり黒にきびを防げるのではないでしょうか?

汗の汚れや油分を取り除くには洗顔が一番ですが、日中にいちいちメイクを落として洗顔していたのでは大変です。なので、「油とり紙」を使うようにしてみてください。お肌もサラサラになりますし、化粧くずれも防げますよ。

ちなみに、「黒にきび」も医学用語ではありません。





赤にきび
見た目が赤くて、いかにも腫れているいる感じの、にきびが「赤にきび」です。触るとかなり固くなっていて、押すと強い痛みが伴うこともあります。

赤にきびの原因は、アクネ菌からでた代謝物に対するアレルギー反応です。白にきびや、黒にきびに比べて患部が深く、直りにくい傾向があるので、あせらず気長に治す覚悟が必要です。

あまりオススメはしないのですが、白にきびや、黒にきびは、潰してしまうこともできます。赤にきびは患部が深く、潰そうとしてもなかなか上手く行きません。無理に潰すと、周りの組織を傷めますので、治療薬を使って治したほうが良いでしょう。あまりに痛む場合には、皮膚科で診てもらったほうが良いかもしれません。

ちなみに「赤にきび」も医学用語ではありません。





にきび跡(あと)
にきびが正常に治らなかった場合、お肌にダメージの痕が残ることがあります。それが、にきび跡(にきびあと)です。

お肌には外側から、表皮(0.1mm前後)、真皮(2〜3mm)、皮下組織(0.9mmほど)となります。表皮に関してはもともと生まれ変わる組織ですから、ダメージを受けても何の問題もありません。しかし、ダメージが真皮や皮下組織にまで達すると、場合によっては、完全には元通りにならない可能性も出てきます。

真皮がダメージを受けると、コラーゲンを生成して、組織の回復を図ろうとするのですが、それが上手くいかずに、固い組織ができあがってしまうことがあります。他の場所に比べて固い部分がありますと、そこだけ盛り上がったり、凹んだりしてしまいます。この凸凹が「にきび跡」ということなのです。

ですから、にきび跡は簡単には治りません。お肌の乾燥を防ぎながら、真皮にまで浸透するスキンケアで気長にケアするか、または皮膚科などの専門家に相談するのが近道でしょう。





「大人にきび」と「吹き出物」
よく、二十歳までが「にきび」で、それ以降が「吹き出物」だといわれたりします。しかし、症状や原因としては、どちらにも大して差はありませんし、そもそも、にきびは吹き出物の一種だといえるでしょう。

ただ、若いときは皮脂の分泌が活発な傾向がありますから、あまり脂っこい食べ物を摂らないようにするとか、ビタミンを多く摂るなど、食べ物のバランスについて考えてみたほうがよいかもしれません。もちろん、肌を清潔に保つのは当然です。

「大人にきび」というのも、このごろよく言われます。そういう症状があるというよりは、大人特有の生活習慣の乱れが、にきびとなってお肌に現れることはあるでしょう。多忙による徹夜や、アルコールと脂っこい食事が続けば、体の抵抗力が落ちてきます。そうなれば、お肌の生まれ変わりもスムーズにいきませんし、アクネ菌も活発になります。こういった理由で、大人であっても、にきびはできるのです。





おでこ・鼻・あごのにきび
顔のなかでも、にきびができやすいのが、おでこ・鼻・あご(首)になります。なぜ、ここにできやすいかといえば、皮脂腺が多く、油分が多いところだからです。油分が多ければ、毛穴がつまりやすくなりますし、アクネ菌も繁殖しやすいでしょう。

予防法としては、マメな洗顔ですが理想ですが、洗顔のあとのお手入れも大事です。皮脂というのは決して不必要なものではなく、ふだんはお肌を外部の刺激から守るバリアの役割をしています。洗顔によって、そのバリアを取り除いてしまうことになるので、すぐに化粧水&乳液で皮脂膜を人工的に補ってあげる必要があるのです。

スキンケアで皮脂膜を補ってあげないと、防御反応で、お肌は過剰に皮脂を分泌してしまい、かえって脂っこくなってしまいます。たまに、「べたつくので乳液はつかわない」という方を見かけますが、それだと返って皮脂分泌が増えてしまいます。べたつきが苦手でしたら、さっぱりタイプの化粧水+乳液を使うようにしてください。そのほうが、結果的にサラリとした仕上がりになるはずです。





胸にきび・背中にきび
にきびができるのは、顔だけとは限りません。皮脂腺と毛穴があるところなら、どこだってできます。とくに背中は汗をかきやすいですし、いつも服を着ているので、蒸れるところでもあります。そういう意味で、にきびができても不思議はありません。

それに、体を洗うときにも手が届きにくいため、つい洗い残しもあるでしょう。背中洗い専用のブラシなどもありますので、用意しておくと隅々まで洗えます。入浴剤を使ってみるのも、お肌を整える上で効果的です。